あけましておめでとうございます!
昨年は就活や卒論など、予想以上に忙しい日々に、私にしてはありえないほどサイトを放置ぎみにしてしまい申し訳ありませんでした。
今年は春からは社会人になり、これまた自分の生活が予想できませんが、引き続き頑張っていくつもりですのでよろしくお願いします。
3月にはサイトは5周年です。いろいろジャンルが移り変わっていますが、今後もどうなるかはわかりません。それでも、たった一人でも喜んでいただけるように頑張りたいです。
尚、以下にささやかながら新年祝いのシカナルSSSを書かせていただきました。喜んでいただけたら幸いです。
…あ、今気づいたけど、亥ならイノじゃない!?あぁ、ごめん、書きなおす気力も時間もないです。お許しを…!!代わりに時間できたら絵でもあげるんで!
ついでに内容も「色の名前~」関連の未来話ですみません!
では、まだもう少し日記ぐらいでしか動けませんが、気長によろしくお願いします。年賀状も含め年末年始は忙しすぎるー!原稿が、卒論が~(泣)
昨年は就活や卒論など、予想以上に忙しい日々に、私にしてはありえないほどサイトを放置ぎみにしてしまい申し訳ありませんでした。
今年は春からは社会人になり、これまた自分の生活が予想できませんが、引き続き頑張っていくつもりですのでよろしくお願いします。
3月にはサイトは5周年です。いろいろジャンルが移り変わっていますが、今後もどうなるかはわかりません。それでも、たった一人でも喜んでいただけるように頑張りたいです。
尚、以下にささやかながら新年祝いのシカナルSSSを書かせていただきました。喜んでいただけたら幸いです。
…あ、今気づいたけど、亥ならイノじゃない!?あぁ、ごめん、書きなおす気力も時間もないです。お許しを…!!代わりに時間できたら絵でもあげるんで!
ついでに内容も「色の名前~」関連の未来話ですみません!
では、まだもう少し日記ぐらいでしか動けませんが、気長によろしくお願いします。年賀状も含め年末年始は忙しすぎるー!原稿が、卒論が~(泣)
君と向かえた新しい日
「…お前のその格好見ると、冬だなぁって感じがするよな」
「シカマル、喧嘩売ってるなら俺は遠慮なく買うぞ?」
にっこりと美しい笑顔をナルトは浮かべていたが、その蒼い瞳はまったく笑っていなかった。そして、何よりもぞくっとするような寒気がシカマルを襲った。どうも、ナルト相手には気を緩めてしまい、失言が多い。
…とはいえ、こういったやりとりをするのに楽しみを見出しているのも事実ではあるが。
「…遠慮シマス。いや、ほら、もう風物詩みたいなもんだろ、それ。お前の寒がりは有名だし。にしても、その厚着で普通に動けるお前が凄い」
「何を。これでも今年は薄着な方だってばよ!」
今年の冬が少し暖かく、それはナルトにしては薄着の域に入るだろう格好だった。いつもなら、マフラーにコート。手袋に帽子まで完全防備でもこもこのふかふかだ。
もちろん、今年ももれなく同じような格好ではあるのだが、彼に言わせれば、いつもより薄い生地を使ってるそうだ。
…他人の目にはまったく例年と変わらないようにしか映らないのだが。
「寒…」
澄んだ夜空の星々を見上げながら、無意識にこの季節の口癖を呟く。零れた息は、冷たい外気によって急激に冷やされ、白く雲っては霧散していった。
その光景を見るだけで、なんとなく急に寒くなったように感じる。
「雪、降るかな…」
シカマルはその言葉の真意を掴もうとナルトの表情を伺った。雪の話題を彼からする事は殆ど無い。シカマルにとっても話題にすることさえも躊躇うものだった。
彼はあの一年で変わったのだろう。こうして雪の話題を自ら口にし、呟かれた言葉は降って欲しくないという否定の言葉ではなかった。として、願望の言葉でもないようだった。
しかし、それだけではどっちの感情、降って欲しいのか欲しくないのかがシカマルには見極められなかった。何と言っていいのか分からず、シカマルはナルトと同じように空を見上げた。
小さな星がまるで降るように輝いている。夜も晴天といっていいのだっただろうか、なんてことを一緒にぼんやりと思考する。
しばらくの間、両者の間を沈黙が支配する。しかし、それは息苦しいと感
じることもなく、どこか穏やかな空気だ。
「雪、ね…」
どんなに考えても、今までと行きつく答えに変わりは無い。自分にできることは、支えることだけだった。どんな道を歩むことになっても傍で支えていくことだけだ。
「降るだろうな。…毎年、どんなにおそくなっても雪は降るし」
「そっか。そうだよな」
返って来た言葉は淡々としていて、事実を認識するのと変わらなかった。間違っていないことがわかると、シカマルはこっそりと安堵の息を零した。
「あぁ。降るとおふくろがまた雪かきしろって煩ぇんだろうな。めんどくせぇ」
「頑張れ?」
「…その疑問系はなんだ、疑問系は。つか、お前もどうせこのまま俺の家に来るつもりなんだろ?手伝え」
「えー」
「えーじゃねぇよ、えーじゃ。ったく、ほんとにお前、火影を継ぐ奴か?もっと威厳ある返事しろよ」
「その火影様を働かせるのはどうなんだってば?」
あぁ言えばこう言うナルトにシカマルは対抗することを諦め、がっくりと肩を落とす。なんとなく…来年、もうすぐ今年であるが、未来の姿は見えた気がする。
「俺、苦労しそうだな…」
「それでも、俺に付いてきてくれるんだろ?」
鮮やかに、どんな花よりも華やかに美しく笑うそのナルトの姿にシカマルはただ見惚れるしかない。
答えなど、一つしかなくて。
「あたりまえだ。でなきゃ、俺はここにいねぇよ」
どこかで鐘が鳴り響いていた。もうすぐ、新しい年を迎える。
全てが新しくなるわけではない。この絆は一生変わらない、強固なものだ。
108が鳴り終わるのを待ってから、お互いに向きあう。
こうして、ずっと一緒に迎えられたらいいと切に願いながら、冷えた手を温めるように握り合いながら言葉を重ねあった。
「「あけましておめでとう」」
君と一緒に迎える新しい日に心からの感謝を
「…お前のその格好見ると、冬だなぁって感じがするよな」
「シカマル、喧嘩売ってるなら俺は遠慮なく買うぞ?」
にっこりと美しい笑顔をナルトは浮かべていたが、その蒼い瞳はまったく笑っていなかった。そして、何よりもぞくっとするような寒気がシカマルを襲った。どうも、ナルト相手には気を緩めてしまい、失言が多い。
…とはいえ、こういったやりとりをするのに楽しみを見出しているのも事実ではあるが。
「…遠慮シマス。いや、ほら、もう風物詩みたいなもんだろ、それ。お前の寒がりは有名だし。にしても、その厚着で普通に動けるお前が凄い」
「何を。これでも今年は薄着な方だってばよ!」
今年の冬が少し暖かく、それはナルトにしては薄着の域に入るだろう格好だった。いつもなら、マフラーにコート。手袋に帽子まで完全防備でもこもこのふかふかだ。
もちろん、今年ももれなく同じような格好ではあるのだが、彼に言わせれば、いつもより薄い生地を使ってるそうだ。
…他人の目にはまったく例年と変わらないようにしか映らないのだが。
「寒…」
澄んだ夜空の星々を見上げながら、無意識にこの季節の口癖を呟く。零れた息は、冷たい外気によって急激に冷やされ、白く雲っては霧散していった。
その光景を見るだけで、なんとなく急に寒くなったように感じる。
「雪、降るかな…」
シカマルはその言葉の真意を掴もうとナルトの表情を伺った。雪の話題を彼からする事は殆ど無い。シカマルにとっても話題にすることさえも躊躇うものだった。
彼はあの一年で変わったのだろう。こうして雪の話題を自ら口にし、呟かれた言葉は降って欲しくないという否定の言葉ではなかった。として、願望の言葉でもないようだった。
しかし、それだけではどっちの感情、降って欲しいのか欲しくないのかがシカマルには見極められなかった。何と言っていいのか分からず、シカマルはナルトと同じように空を見上げた。
小さな星がまるで降るように輝いている。夜も晴天といっていいのだっただろうか、なんてことを一緒にぼんやりと思考する。
しばらくの間、両者の間を沈黙が支配する。しかし、それは息苦しいと感
じることもなく、どこか穏やかな空気だ。
「雪、ね…」
どんなに考えても、今までと行きつく答えに変わりは無い。自分にできることは、支えることだけだった。どんな道を歩むことになっても傍で支えていくことだけだ。
「降るだろうな。…毎年、どんなにおそくなっても雪は降るし」
「そっか。そうだよな」
返って来た言葉は淡々としていて、事実を認識するのと変わらなかった。間違っていないことがわかると、シカマルはこっそりと安堵の息を零した。
「あぁ。降るとおふくろがまた雪かきしろって煩ぇんだろうな。めんどくせぇ」
「頑張れ?」
「…その疑問系はなんだ、疑問系は。つか、お前もどうせこのまま俺の家に来るつもりなんだろ?手伝え」
「えー」
「えーじゃねぇよ、えーじゃ。ったく、ほんとにお前、火影を継ぐ奴か?もっと威厳ある返事しろよ」
「その火影様を働かせるのはどうなんだってば?」
あぁ言えばこう言うナルトにシカマルは対抗することを諦め、がっくりと肩を落とす。なんとなく…来年、もうすぐ今年であるが、未来の姿は見えた気がする。
「俺、苦労しそうだな…」
「それでも、俺に付いてきてくれるんだろ?」
鮮やかに、どんな花よりも華やかに美しく笑うそのナルトの姿にシカマルはただ見惚れるしかない。
答えなど、一つしかなくて。
「あたりまえだ。でなきゃ、俺はここにいねぇよ」
どこかで鐘が鳴り響いていた。もうすぐ、新しい年を迎える。
全てが新しくなるわけではない。この絆は一生変わらない、強固なものだ。
108が鳴り終わるのを待ってから、お互いに向きあう。
こうして、ずっと一緒に迎えられたらいいと切に願いながら、冷えた手を温めるように握り合いながら言葉を重ねあった。
「「あけましておめでとう」」
君と一緒に迎える新しい日に心からの感謝を
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自己紹介:
少女漫画好きにも関わらず、恋愛要素ばかりだとすぐ飽きる。少年漫画は勢いがないと途中で飽きる。実は、医療・美術・美食漫画が好き。知識が増えるっていいよね!ホラー系もいけるが退治されないものは怖くて読めない(笑)
BLも好きだが女の子も好きな為にいったりきたり。つか、主人公が好きなんだよ!だから女主人公の場合でBLなんて考えれるわけないだろ!と言い張る人。
口癖は「頑張れ、自分!」…空しい。
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口癖は「頑張れ、自分!」…空しい。
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